猫避けのペットボトルは効果無し?適切な猫避け方法とは

皆さんこんにちは!
まやブロ★


帰省から戻ってきまして
あっという間に夏休みも終わり
すぐ日常に戻されました笑


日常があるから
息抜きがより楽しめるということですよね!


てなわけで2週間ほど
私と息子の二人で実家に帰省したんですが

実家の近所で長年やり続けている

水を入れたペットボトルを家の周りに置く

という猫避け対策が気になったので
今回はそのお話を。


私はまず猫大好きですし
家の中で猫が立ち入ってほしくない場所には
トゲトゲを置いています。


そのためペットボトルの対策は
やったことがありません。


しかし猫が苦手な方や家の敷地内に
猫が入ってくると困ってしまうお宅が
ペットボトルを置いているのは
今まで生きてきてよく見ました。

これに実際
猫避けの効果があるのかどうか?


ずーっと疑問でした。


今回はこの
水入りペットボトルの猫避け効果についてや
他の猫避け対策もご紹介したいと思います。


結果から言ってしまいますが…


水入りペットボトルに
猫避けの効果は無いそうです。


水に反射した太陽の光を猫が嫌がるだったり…

猫は水が嫌いだから
置いておくだけで警戒して逃げるだったり…

ペットボトルの表面に
自分が映ってびっくりして逃げるだったり…


猫避けの効果がありそうな話として語り継がれた
都市伝説といったところですね。

猫は水が嫌いだからって
じゃあ飲み水置いといたら怖がるかと言えば
全然怖がらず飲みますよね。


まず、元々この話は
猫ではなく犬に効果のある対策として
紹介されたのだそうです。

犬に効果があるのかもよくわかりませんが笑


話の出どころも諸説あり

1つ目は1980年代、アメリカの新聞で
「水入りのビンが犬避けになる」
という話が掲載されました。

その後に出版された本では
すでに犬が猫に変わっていたという流れ。


もう一つはこの対策を
日本のTV番組などで紹介するときに

「日本で野良犬はなかなか見ることがないから
 野良猫用の対策として紹介してしまおう!」

ということで放送し
それが広まったという流れがあるらしいです。

この対策…

猫避け効果が無いものだとわかったので
猫避け目的で対策を考えているなら
やる必要がありません。


むしろ数々のデメリットがあるので
ご紹介します。

今やっている方がいるなら
やめることをオススメします。


猫避けに効果が無い

先程お伝えしたとおりです。

水に光が反射するのを嫌う
というのはありそうですが

猫は車や窓などで
光の反射には見慣れているはずです。


また太陽による光の反射なので
曇りや雨の日は光も無く
余計にただの置物になってしまいますね。


ペットボトルが襲ってくるわけでも
中の水が急に噴射されるわけでもないので

猫が見慣れて
「自分に危害のないものだ」
とわかった時点で
何の効果も無くなってしまうでしょう。



家の外観や街の景観を損なう

水入りペットボトルを置く場合
1本だけで置いているのはあまり見ませんよね。


だいたい家の外壁に沿って
ずらーーっと並べたり

花壇の周りにぐるーーっと並べて
置いているのをよく見ます。


わかりやすく猫避けしてる感じが出ますし

せっかくキレイに植えられた花壇も
ペットボトルが周りにあると
なんだか残念な見栄えに…



ペットボトルの中の汚水による問題

水入りペットボトルの水を毎日入れ替えて
ペットボトルも洗う方は
あまりいないんじゃないかと思います。


だいたい設置した後は
放置のパターンではないでしょうか。


水道水に含まれる塩素は
1日で蒸発してしまうそうで

塩素が無くなった水はあっという間に腐ります。


汚水へと変化した水は
あらゆる問題の宝庫です。



細菌が増えたり
羽虫が繁殖したり
悪臭が漂ったりと

腐った水には何も良いことがありません。


猫を避けるつもりで設置して
猫は避けられないし羽虫も寄ってくる
という最悪の状況になりかねません。



水入りペットボトルが火事の原因に!?

皆さんは収れん現象という言葉を
ご存知ですか?


これは太陽の光が
ガラスなどに反射や屈折をした時
一点に光が集まる現象のことです。


この光の先に燃えやすい物があった場合
収れん発火という
火災に繋がってしまいます。


これは水入りペットボトルでも
起こり得る現象です。


火災の原因になるものを
わざわざ自分で設置しているようなものなので
本当にやめた方が良いと思います。

では、猫避けに本当に効果があるのは
どんな対策なのでしょう?


香り構造猫が来た瞬間など
様々な観点から効果が期待できる対策を
ご紹介します。


【香り】

・木酢液や竹酢液

木酢液や竹酢液はホームセンターの
園芸用肥料として売られているそうです。

それを希釈して
猫の通り道に散布するという方法です。


・市販の忌避剤

ペットショップなどで売られている
猫避け用の忌避剤です。

こちらも猫の通り道に散布します。


・お酢

薄めたものを容器に入れたり
スポンジや布に染み込ませて置いておく方法。

唐辛子を漬け込んで使用することにより
効果が上がるという話もあります。


・柑橘系の皮を撒く

なるべく新鮮なものが良さそうです。
乾燥した後も効果があるのかは不明です。

柑橘系の香りがあるものを置くのも良いですね。


・ハッカ
ハッカ系の香りがするものを置いたり
撒くことで効果があるそうです。


・ハーブ

ハーブ系の植物の鉢植えを
猫の通り道に置いたり

(通り道が狭ければ
物理的に通れなくなる効果も。)


ハーブ系の香りがするものを置く。

植える場合は全面ではなく
点在させて植える方が
効果があるとも言われています。



【構造】

・水を撒く

猫は濡れるのが基本的に嫌いな子が多いです。

猫が着地しそうな場所や
立ち入りそうな場所に水を撒くことで
効果がありそうです。


・大きい石を置く

狭い通り道などに大きい石を置いて
物理的に通れなくする方法です。


・大きめの砂利(軽石)や松ぼっくり

猫が歩くところに敷くと
凸凹しているので歩きにくく
感触も嫌がる子が多いのだとか。


・トゲのある植物を設置

トゲトゲシートのような
規則性のあるトゲよりも

規則性の無い植物の方が
猫避けには効果がありそうです。


トゲもシートより鋭くて痛いですしね。

トゲトゲシートは慣れてくると
普通にトゲの間を上手に歩きます笑


・アルミホイル

歩くと足音がすることや
アルミホイルの感触が嫌いな猫に
効果があるようです。


・タイルやコンクリート

土の地面は猫のトイレになりやすいです。

タイルやコンクリートを使って
地面を覆うことで
トイレ化を防ぐ対策方法です。

覆う時にはまず重曹などを土に混ぜて
猫のニオイを消しておくことも大事です。

(自分のニオイがすることでナワバリだと思い
地面を覆っても効果がないこともあるため。)




【猫が来た瞬間】

・水鉄砲

濡れることが嫌いな猫が
びっくりして逃げる対策です。

強い水流で直接かけるのはやめてくださいね。


また、人がやっているとバレると
不在時を狙って侵入することがあるため
バレないようにするのがポイントです。


・ブザー

センサー付きや遠隔操作出来るものを設置し
猫が通る時に鳴らすことで
近寄らなくなる効果が期待出来ます。


以上、猫避けに効果がある方法を
いくつかご紹介しました。

色々紹介しましたが
猫の個体差によって
効果がある子と無い子がいるのも事実です。


そして猫は学習する生き物。

一度大丈夫だと思ったり
慣れてしまうことで
効果が長続きしない場合もあります。

香り系の対策に関しては
雨などで効果が薄れることも。


猫避け対策について
意識するべきポイントとしては

猫は元々砂漠のある場所で
生きてきた動物ということもあり

平らで乾いていて
地面が掘れたら
快適な場所になってしまいます。


①平らじゃない
②乾いてない
③掘れない


ということを意識することで
猫にふさわしくない環境にすると
良いかもしれません。


正しい知識を付けて
しっかりと対策をしましょう。


いかがでしたか?
猫避けの対策方法っていろいろあるんですね!

水入りペットボトルがあまりにも手軽すぎて
こんなに拡散したんでしょうけど

対策方法を調べてみると

こんなにいっぱいあるんだ!
こんなにいっぱい
猫に困っている方がいるんだ!

と考えさせられました。

猫好きの私としては
対策方法を書き連ねていくたびに
心苦しくもなりますが笑


苦手な方や困っている方のためにも
大切なことですよね。


また猫は愛護動物で
虐待などは法律で罰せられますが

法律云々より

猫たちが(というか動物全般が)
虐待やもっとひどいことをされるのは
我慢なりません。


穏やかに猫避けをして頂きたいなと
切に願います。


水入りペットボトルから始まり
こんなに深く
考えさせられると思っていませんでした笑

ではまた!