皆さんこんにちは!
まやブロ★
前回のまやブロで
猫の可愛いおしりフリフリについて
お話させていただきました。

そこで最後の方で少しだけ触れた
おしりズリズリについて
今回はお話したいと思います。
おしりズリズリとは?
床におしりを擦り付けながら
前足で歩く仕草のことを言います。

開脚のストレッチの姿勢のまま
前に歩くような仕草です。
伝わりますかね?
一見可愛らしくもあり
面白い仕草に見えます。
ですがおしりズリズリをする時は
おしりやその周辺に
トラブルを抱えていることが考えられます。
可愛いおしりフリフリとは対照的な
おしりズリズリ。
おしり歩きやスクーティング
ネット上では猫戦車なんて
言われてたりもするそうです。
猫戦車はちょっと面白いですね(笑)


コミカルな動きではありますが
放っておけない原因が潜んでいるかも??
ということで
原因やズリズリした時のケアについて
お話していきましょう。
おしりズリズリをする理由とは?
①排泄物が付いている
お尻のかゆみや痛みなど
違和感があることで
猫はお尻ズリズリをします。
その理由としてまずは
排泄物が付いていることが考えられます。
便秘だったり
毛づくろいで飲み込んだ毛が
うんちと一緒に出てくる時など。
うんちのキレが悪い時に
おしりズリズリをするようです。



長毛種の猫は
特にグルーミングも大変ですし
毛も絡まりやすいので
この原因が
多いかもしれませんね。
うんちが残ってくっついているのが気になって
床におしりを擦り付けちゃうのでしょう。
我が家の愛猫ビビもたまにこれで
おしりズリズリするんです。
…された後の床の掃除ツライ泣
②下痢や軟便
うんちがやわらかい時は
おしりが汚れやすい状態です。
肛門やその周りが汚れると
炎症が起きやすくなります。
炎症があることで
かゆみや痛みが発生し
おしりを擦り付けるという流れですね。
③寄生虫
猫の腸内に寄生虫がいる場合
その寄生虫が肛門まで移動してきたときに
ムズムズして擦り付けることもあります。
④肛門の分泌液が溜まっている
おしりの違和感として
特に多いと言われている原因がこれです。
猫の肛門には
肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる袋があり
そこに通常うんちと一緒に出す
分泌液が溜まっています。
これが正常に液が排出されないと
肛門嚢の中に分泌液が溜まりすぎてしまい
猫は気にしてお尻を舐めたり擦り付けるそう。
ひどくなってくると炎症を起こして腫れたり
分泌液が漏れて悪臭がすることも。
おしりズリズリに関してのケアは??
おしり歩きの大まかな原因を挙げましたが
ズリズリした時のケアの仕方も
知っておきたいですよね。
病院はもちろんなんですがそれ以外で
ズリズリした時や予防として少しでも
軽くやれることについて触れていきます。


[排泄物がついている時のケア]
うんちの後におしりズリズリが見られたら
おしり周りにうんちがあるかもしれないので
すぐ確認しましょう。
付いている場合には
お湯で濡らしたタオルやガーゼで
優しく拭き取ってあげるといいですね。
この時、肛門周りに炎症が起きていないか?
うんちの状態はいつもと変わらないか?など
猫の健康状態のチェックもしておくと◎。
また、先述した
毛づくろいで舐めた毛が
うんちと一緒に出る時にキレが悪くなる
ということもあるので
日頃のグルーミングも
こまめに出来るといいですね。
[寄生虫が原因の場合のケア]



こちらもうんちの後に
確認する事なので
先ほどのケアと合わせて
チェックしましょう。
猫のおしりに米粒のようなものがついてたり
うんちの中に寄生虫の一部が見つかるかで
寄生虫が原因なのかを確認してみてください。
チェックしている時に
おしりから寄生虫が見えたりする場合。
気になっても引っ張ったりして
無理矢理出すことはせず
すぐに病院へ連れて行きましょう。
また、日頃の寄生虫予防として
・ノミの駆除を定期的に行う
・排泄物の管理
・猫の生活スペースを綺麗にする
・室内飼育
などで感染の予防が出来ます。
[肛門嚢のケア]
先ほど肛門嚢に分泌液が溜まりすぎることが
おしりズリズリの理由として多い
とお話しました。
この分泌液が元々体質として
上手く出ない子もいるそうです。
分泌液が溜まりすぎると
肛門嚢炎(こうもんのうえん)という
炎症が起きてしまう可能性があります。
最悪それが化膿してしまうと
肛門嚢が破裂。
皮膚に穴が開いて
血だったり膿が出てしまうという…
説明するのもキツいくらいの
症状になってしまいます。
そうなるのを防ぐために
定期的に肛門嚢の分泌液を出す
肛門腺絞りというケアがあるそうです。



肛門を中心に4時と8時の方向に
肛門嚢があるらしいのですが
そこを指で押し上げて絞る…?
なんだか難しそう。
正直文で伝えるだけでは難しいです。
猫によって気をつけるコツや
やりやすさも違いそう。
病院で正しいやり方を教わりましょう。
そのほうが確実に安心。
なんなら定期的に病院でやってもらった方が
より安心。
固くなった分泌液を
無理矢理出そうとしても
肛門嚢が破裂しかねません。


[肥満や老化も気にかけて]
肥満で大きい猫さんの場合は毛づくろいの時
おしりに舌が届かず
綺麗に出来ていない可能性があります。
また、加齢によって衰えてきた猫さんは
筋力の低下で排便が上手く出来なかったり
毛づくろいが十分出来なくなっていることも。
それぞれの猫さんによって
抱えている体の問題は違いますよね。
日々気をつけて
おしりの状態を見ておくといいですね。
いかがでしたか?
おしりズリズリ。
面白く見える動きとは裏腹に
結構注意しなければならない
仕草だとわかりましたね。
最初はうんちが気になってズリズリしてたけど
それが今や癖になっているという子も
いるみたいです。
大きな原因が無いとはいえ
癖になってしまうとトイレの度に
毎回毎回床を拭かなきゃいけない!
と思うと、かなり大変そうです。
ただの面白い癖でしょ?と決めつけず
一度念の為病院へ行ってみたほうが
安心出来そうだなと思いました。
我が家のビビも
頻繁ではないけどトイレの後に
たまにやるんですよね。
肛門周りをよく観察して
病院に行くことを視野に入れて
気にしていきたいと思います。